Joomla1.5と2.5の決定的な違い

{jb_info}Joomla 1.5のシステムサポートが2012年の4月で終了した。{/jb_info}

長期にわたってJoomla 1.5シリースが続いたためJoomlaのサイトの多くがJoomla 1.5で構築されている。これから新規バージョンJoomla 2.5が、Joomla 1.5に取って代わることになる。

Joomla 1.5で作り込んだコンテンツをJoomla 2.5で使いたいと言う要望は、満たす事ができる。Joomla 1.5から2.5へのマイグレーション作業を行えばそれができる。

=>Joomlaマイグレーション

ただ、

Joomla 1.5で使っていた第三者が開発した拡張エクステンションで問題が起こる。同じ拡張エクステンションのJoomla 2.5バージョンが提供されていればその問題を回避できるのだが、それがない場合は同様な機能を持つ別の拡張エクステンションを導入しなければならない。

テンプレートもJoomla 2.5専用のものを使う必要がある。

最も重要な要素は、自分(自社)でJoomlaサイトを構築した場合、サイト構築者がJoomla 2.5について慣れ親しんでいなければならない。Joomla 1.5と2.5は、構造的に80%以上違うシステムという認識に立ったほうが良い。

Joomlaは、今までJoomla 1.0、1.5、1.6、1.7、そして、2.5バージョンの流れでバージョンアップを繰り返してきている。世の中には、これらの違ったバージョンのJoomlaサイトが存在している。

違ったJoomlaのバージョンが混在している

多くは、Joomla 1.5なのだが・・・・

Joomla 2.5は、大規模サイト向けに開発されたバージョンである。大規模サイトでは、多くの人がページ作成を行なうことが前提になっている。同時に、ユーザー別に閲覧ができる、できない、権限がある、ないなどの制限設定が求められる。

Joomla 1.5は、中小規模サイト向けに開発されている。そのため、ユーザー閲覧権限、作業権限の面でカスタマイズができない仕組みになっている。

日本だけでなく海外のお客様向けに情報を発信したいニーズにJoomla 1.5は拡張エクステンションを使ってそれを可能にしてきた。Joomla 2.5では、標準で多言語対応が出来る仕組みになっている。多言語パッケージは必要だが、多言語のための拡張エクステンションは要らなくなっている。

擬似マルチサイトの構築がJoomla 2.5で出来るようになった。Joomla 1.5でも出来るのだが、機能的に不十分な部分がある。その意味でJoomla 2.5は、擬似マルチサイト機能を完成させている。

擬似マルチサイトとは、ドメインを除いてひとつのドメインで全く別の独立したサイトイメージ、サイトメニューのサイトである。仕組みは、多言語サイトとある意味では似ているが日本語で統一されるということである。

Joomla 2.5は、個人サイト向きと言うよりもより法人サイト向きに生まれ変わっている。Joomla 1.5は、個人サイトとしても十分運用が可能であったがJoomla 2.5は機能が複雑になっているため個人サイトとして不必要な機能が多く追加されている。

Joomla 1.5でマイナーなバージョンアップを行う時は、手動でFTPして行う必要があった。Joomla 2.5からは、アップデート機能がJoomlaのエクステンション管理画面にあり、ワンクリックでバージョンアップが出来るようになっている。

Joomla 2.5は機能強化がされている代わりに複雑なシステムになってしまっている。初めてJoomla CMSを触る人にとっては、サイト構築がJoomla 1.5よりも難しくなっている。参考書籍が沢山あれば、わからない点を解決できる場合があるが全ては解決できない。それは、Joomla 1.5の場合も同じである。

いづれにしても、Joomla 1.5から2.5にマイグレーションする時は自分で行うか、専門家に依頼するかを検討すべきだろう。私は、いくつかのJoomla 1.5サイトをJoomla 1.7や2.5にマイグレーションする作業を行った経験がある。

一筋縄ではいかないことは確かである。

新規Joomlaサイトを構築する以上に面倒な作業が伴う。それ故、時間とコストが新規サイト構築以上にかかる場合がある。拡張エクステンションを多用しているサイトは、コストと作業時間が増える。

Joomla 1.5から2.5にどうしてもマイグレーションをしなければならない会社は、下記のお問合せフォームよりお尋ね下さい。

=>Joomla2.5比較

=>Joomla2.5と3.0の比較

=>Joomlaシステム保守

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