Joomla 1.5バージョンのサポートが終了したが・・・どうなるのか?
Joomla 1.5のサイトがまだ健在であるが、Joomla 2.5にマイグレーション出来るサイト、出来ないサイト、したくないサイト、やらないサイトなどが混在している。
2013年2月17日現在、Joomla 1.5の状況を説明したい。
- Joomla.orgでのシステムサポート(開発、バージョンアップ、バグ修正、セキュリティー修正、その他)は終了
- Joomla 1.5だけのエクステンションはリストから消される
- Joomla 1.5のテンプレートやエクステンションサポートが開発企業から受けられなくなる
Joomla 1.5サイトを現状維持していくユーザーにとって3番目の項目は注意する必要がある。今使っているテンプレートやエクステンションを違うものにしようとすると手に入らない場合が発生するからだ。
何らかの変化で現在のテンプレートやエクステンションに不具合が発生した時に頼るところが無くなる可能性もある。
既にJoomla 1.0バージョンのサイトは、誰も注目しないしサポートもしていない。過去の遺物になっている。
だが、
現実の話としてJoomla 1.0系のサイトは今も生き続け使われている。
Joomla 1.5のサイトをビジネスとして活用している会社は、2013年のうちにJoomla 2.5にマイグレーションした方が良いと考えている。その理由は、
- セキュリティー修正がアップデートされない
- サーバー環境(PHPバージョンなど)の影響で不具合が発生する(PHP 5.3.xや5.4.xではWarning Messageが出る)
- Joomla 1.5のリソースが消えていく(問題を助ける事が出来る会社や人の関心が少なくなる)
時間の経過とともにJoomla 1.5も1.0と同様に過去の遺物になり、最後には破棄するしかいなくなる。どんなシステムも時代の変化と要求に対応するため新しいバージョンに脱皮していく宿命にある。
特にオープンソースのCMSは、バージョンアップが激しい。激しいゆえに新しい機能や利便性を無料で味わえる。メリットとディメリットはどうしても共存せざるを得ない。
Joomla1.5システムを自分たちで維持と運営ができなくなったならば、サポート環境が悪くなる前に良い環境にサイトのバージョンをアップすることである。
2013年がJoomla 1.5が最終的にJoomla 2.5にマイグレーションできるサポート環境がまだ存続する年ではないだろうか。
当社にJoomla 1.5から2.5にマイグレーションを依頼するお問合せが企業から寄せられる。マイグレーションが出来るサイトと出来ないサイトがどうしても発生する。出来る、出来ないは依頼があったサイトを分析してみないと分からない。
個人のサイトは、自分でJoomla 2.5に作り直した方が早い場合があるというか、コスト的にそのようにせざるを得ないだろう。お金を生み出していないサイトは特に。
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