Joomla 1.7 (2.5)のACL機能が教育機関サイト向け
各種学校、大学、専門学校などは、教える専門分野ごとに情報発信の担当が違う場合が多い。各担当者別にページ作成が出来る、出来ないの権限設定や閲覧制限などを求められる。
Joomla 1.7（2.5）では、ACL（アクセスコントロール）機能が標準で装備されているためユーザーやグループ毎に権限設定をカスタマイズできる。
例えば、
法学部と経営学部があるとする。それぞれの学部の情報を担当する人がいるとする。法学部のページを作成する担当は、経営学部のページは閲覧だけで編集や削除ができないように設定する必要がある。同様に経営学部の担当者は、法学部のページを閲覧できるが編集や削除はできないように設定する必要がある。
ただし、
サイト運営者は、法学部や経営学部のページ作成、編集、削除、公開、非公開などの権限を持てるようにする必要がある。こんな権限設定を行なうには、ACL機能を使わないとできない。Joomla 1.7（2.5）には、それを可能にする機能が標準で提供されている。
複数人で分野わけをして情報発信をせざるを得ないサイトは、ACL機能が必須である。教育機関のサイトは、縦割りであるため担当者が横断できるような権限を排除する必要がある。A担当者は、ここまで。B担当者は、ここまでというように。
大規模サイトは、どうしても複数人で作業分担を行い、分野別に情報発信を行なうことになる。同時にお互いの範囲を犯さないような権限制限設定がないと間違いが発生する。その意味合いでは、Joomla 1.7（2.5）はそのニーズを満たす機能を備えている。
