Joomla 3.4が本当ならば、既にリリースされているはずの時期であるがオープンソースCMS故にスケジュールは守られない。開発者は全てボランティアである。民間企業と同じ期待はできない。
さて、Joomla 3.4だが・・・
Joomlaの新しい方向
Joomla 3.4からJoomlaは、本当にニーズがある機能だけのコアシステムに生まれ変わって行く。今回の3.4では、Web_link機能が全てコアシステムから取り外されてコアオプション機能として必要なユーザーが追加インストールする仕組みになる。
もっと、Joomlaコアシステムを軽くしてシンプルに簡単にインストールが出来る方向に向かっている。
Joomla 2.5には、色々な機能があるがコアシステムが重くなってしまっている。そのため、Joomla 3.xでは、Bootstrapを使ってもっと軽いシステムに改善されている。それでも、重いと感じる人達がいる。
そこで、
過去の遺物的な機能を3.4から徐々に取り外して行く。
- Contact
- Finder
- Messages
- Newsfeeds
- Redirect
- Search
- Weblinks
個人的には、Smart Finder、Messages、Newsfeeds、Weblinks機能は使う事が殆ど無い。RedirectとSearch、そして、Contactは、必要に応じて使っている。
ただ、
Search以外は、必須という感じはしない。
Contact機能の良さは、有償のコンタクトエクステンションと比較して多言語対応ができている。有償のContact Formエクステンションは、求めるユーザー中心に言語対応しているためマイナーな言語に対応していない。
単純なサイトならば、上記の機能は必要ないだろう。複雑なサイトになるに連れて有れば便利という方向に向かう。
つまり、Joomla 3.4からは頻繁に使うコアシステムに集約され、その他の機能は、ユーザーのお好みで追加してサイトをカスタマイズすることになる。こうすることで限りなくWord Pressのような仕組みになるかというとそうでも無い。
ブログシステムとCMSとでは、根本的に開発コンセプトとターゲット層が違う。Joomlaのコアシステムは、Word Pressが提供できない機能が満載である。上記の機能は、時代の流れでもう必要とされていないという機能である。
頻繁に使用する機能中心に早く簡単にサイト構築ができるシステムに変貌しようとしている。そのトップバッターがJoomla 3.4である。
既にJoomla 3.3を使用しているユーザーのシステムをアップデートしても上記の機能は無くならない。新規にJoomla 3.4以降のバージョンをインストールした時だけである。