Joomla 3.5リリース日は2015年12月8日予定

Joomla 3.5のリリースが来月になった。現在、ベータバージョンがリリースされている。

これからのスケジュールは以下の通りである。

  1. beta 2 ・・・ 11月17日
  2. Release Candidate ・・・ 12月1日
  3. 3.5 Stable  ・・・ 12月8日

このスケジュールは、現時点での予定であるため今後変更はあり得る。

Joomla 3.5の新しい機能

1.新しいシステム更新を知らせるメール機能(Super Userのみ)

現在のシステムでは、新しい更新情報を知るには管理画面にログインしなければ分からない。そのため、管理画面にログインしていないサイトオーナーはシステムの更新が遅れる。Joomla 3.4.5のような深刻なセキュリティー修正のバージョンアップにタイムリーに対応できない。そのため、サイト管理者に直接メールでお知らせする機能が追加される。

2.カテゴリー管理にあるカテゴリーに記事数(公開、非公開、ゴミ箱)を追加表示する

Joomla 1.5では、カテゴリー管理画面でカテゴリーに属する公開記事数、非公開記事数、ゴミ箱にある記事数が表示されていた。Joomla 2.5と現在のJoomla 3.4ではその表示が無い。今回のバージョンアップでJoomla 1.5にあった機能を再現する。

3.Joomla標準提供のTinyMCE Editorに画像データをドラッグ&ドロップする機能を追加する

JCE editorエクステンションでは、既にこの機能がある。現在のTinyMCE Editorにはまだない。PCの画面にある画像をマウスでドラッグしてブラウザーのJoomla記事編集画面にドロップ出来るようになる。ドロップした画像データは、メディア管理のルートに保存される。

4.Joomlaユーザーサイトに関する基本情報(ユーザーを特定しないシステムや環境情報)をJoomla.orgのサーバーに自動送付するプラグインを追加する

このプラグインは、ユーザー側でオプトアウトできる。原則、オプトインされている。

Joomla 3.5 Beta-1をテストしてみたい方は、こちらからダウンロードして新しい機能を試してみてください。エラーが見つかった場合は、Joomla.orgのバグチームに知らせてください。

ここで説明した新しい機能以外に追加される機能があるのだが、専門的であるため省いている。なお、Joomlaシステムのルーティング機能は、Joomla 3.6に延期されている。

Joomla CMSを長年扱ってきた私であるが、Joomla 1.0の時から比べると凄く機能が飛躍してサイト運営が楽になってきている。Joomlaを独学する上で、まだ、英語力が必要だ。それが日本人にとって難題だろう。一度Joomlaの基本を学んでしまえば、これほど自由自在にサイトを運営できるシステムは無いと感じるのは確かである。

Word Pressがウエブ業界では人気があるが、専門的な技術力が無いと思ったようにカスタマイズが出来ない難点がある。Joomlaはシステム操作を理解できれば、お好みに自分でカスタマイズが出来てしまう。それがJoomlaの最大の魅力である。

 

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