{jb_warning}Joomlaサイトのサイズが3万ページ以上、サイトサイズ 25G(多くはPDFファイル)で月間30万PVのサイトを維持していくには、どうしたら良いのだろうか?{/jb_warning}
Joomlaは、複数台のウエブサーバーを連動して負荷分散が出来ない。アクセスが急増した場合は、ウエブサーバーの対応能力が問題になる。
サイトサイズが大きくなる場合は、Joomlaを動かすサーバー選定が重要な鍵になる。これを間違うと後で大変困ることになる。
Joomlaのデータは、テキストデータのみMySQLデータベースに格納される。データベースサイズが大きくなるとDBのバックアップや復元の面で一般的なやり方が通用しない場面に直面する。
Joomla 3のシステムサイズは、33MbytesぐらいであるのでFTPでもアップロード、ダウンロードが出来る。
問題は、画像や動画、そして、PDF、音声データなどが沢山使用されている場合である。これらのデータは時間と共にデータ容量が増加する。サイト全体をバックアップしたくてもこれらのデータサイズが大きすぎるとバックアップで色々と不都合なことが発生する。
FTPなんてできない。サーバーからダウンロードも出来ない。
こうなると、専用サーバーでハウジングする必要が出てくる場合がある。必要の応じてハウジングサイトでバックアップを直接サーバーで行う。これは、面倒でコストがかかる。
Joomla自体は、サイトサイズが大きくなることで困るということはないが、何かの不具合でサイトを復元しなければならない、引っ越しをしなければならないという問題が発生した時にFTPを使って作業ができなくなる。
サイトが大きくなることが分かっているならば、専用サーバーか、クラウドを使うオプションを考える必要がある。
一度サイトが大きくなると引っ越しなどはしないようにする。というか、出来ない。FTPでデータをリモートで移動できないからだ。この問題は、悩ましい。
サイズを大きくするデータファイルが沢山あるならば、手元のPCに必ず元データファイルを保持しておくことである。サーバー側にあるデータファイルが突然消失しても困らないようにするためだ。その時、重要な事はフォルダー階層がサーバー側と同じようにしておくことである。
ページでデータファイルをリンクする時にどのフォルダーにあるどのファイルであるかというパス構造が重要であるからだ。この構造が分からなくなるとページでリンク切れが起きる。
大きなサイトは、サーバーの許容量が十分ないと問題が問題を呼ぶ。快適なサーバー環境でJoomlaサイトを構築するのがサイト維持の上で最も安全な方法である。
Joomlaのシステム保守を軽んじているユーザーの間違い
- サーバーのCPUパワーが弱いサーバー
- サーバーのメインメモリー使用容量で制限があるサーバー
- 多くのユーザーがサーバーリソースを共有しているサーバー
- HDD容量が少ないサーバー
上記の項目で問題が発生しないようにする。月間料金が安いレンタルサーバーはいづれかの問題を有している。Joomlaサイトが大きくなってアクセスが急増すると必ずどれかの問題が表面化する。
ビジネスサイトは、サーバー使用料金でケチらないことである。余裕があるサーバーを最初から借りることが問題回避の近道である。
これを理解しないクライアントやユーザーが多い。