Joomla 3.3がリリースされて最新機能が搭載されているJoomlaサイトにバージョンアップしようと考えているユーザーがいると思う。
Joomla 1.5サイトのユーザーは、Joomla 2.5をスキップしてJoomla 3.3のマイグレーションしたいのではないだろうか。
Joomla 2.5から3.3にマイグレーションしたケースはまだ少ないため、これから色々な不具合が発生するかもしれない。Joomla 3.4が今年の7月にリリースされる。多分、この時期までにはJoomla 2.5から3.3にマイグレーションする時の問題は解決されていると考える。
あるJoomla 2.5ユーザーがJoomla 3.2.3にマイグレーションしてから3.3.0にアップデートしたら、4500人のユーザーがログインでパスワードが無効になってしまったというケースが先ほどレポートされた。
これがこのサイト特有の問題なのか、一般的な問題なのかは定かではない!
私ならばJoomla 1.5や2.5から3.3に今直ぐマイグレーションをしない!
新しい機能が沢山盛り込まれているバージョンにマイグレーションする時は、新バージョンがしばらく落ち着いて色々な問題が認知され、解決されてから行うのが常識である。
実験や検証の意味合いでマイグレーションテストをするならば、問題ない。
Joomla 3.3はリリースされたばかりであり、バグ修正がなされていない件数が100以上有る。これからマイナーバージョンアップが何度か繰り返されてシステムが落ち着くと思う。それまで待つべきである。
Joomla 1.5サイトは出来るだけ早く2.5にマイグレーションすべきだ!
Joomla 2.5は、システム的に枯れてきているので安心して使えるバージョンである。Joomla 3.3や3.4へのマイグレーションもワンクリックで行える仕組みが有る。Joomla 3.4がリリースされた頃に2.5からワンクリックマイグレーションを行えば良いだろう。
Joomla 1.5はサポートが終了されているので今後のセキュリティーの面で問題が有るだろう。現時点で最新バージョンが1.5.26+セキュリティーパッチになっていれば、当面は問題がないと思う。
しかし、
レンタルサーバー環境でPHPやMySQLのバージョンアップがあり、その変更にJoomla 1.5が対応できなくなりシステムエラーを起こす可能性がある。
その意味では、できるだけ早い時期にJoomla 2.5にマイグレーションすべきだろう。