Joomla 3.6が近日中にリリースされる。本来は、Joomla 3.5.2のマイナーチェンジバージョンの予定であったそうだが、追加機能が増えてJoomla 3.6バージョンに格上げされた。Joomla 3.6で一体どのような機能が追加されたのだろうか。誰もが関心を示す追加機能があるのだろうか。
私が調べた範囲では、システム運営での利便性を改善した新機能追加だ。幾つか下記で紹介する。
システムファイルだけを再インストールできるUpload&Update機能が便利だ!
何らかの事情でシステムファイルのどこかが壊れているのではないか、ハッキングされてシステムファイルが書き換えられているのではないか、という状況が過去に何度も経験した。こんな時は、2つの方法がある。現行バージョンのJoomla 3.5.1では下記の方法をとる。
Joomla 3.6では、コンポーネントメニューにあるJoomlaの更新>Upload & Updateタブでシステムファイルパッケージをアップロードするだけで終わる。
ハッキングされてシステムファイル以外のファイルがアップロードされている場合は、既存のすべてのファイルを削除してからバックアップしてあるシステムファイルをFTPするしかない。
次に便利になった機能は、これだ。すべてのメニュー項目がリストされて閲覧、編集が出来る。
後の追加機能は、ユーザーによってプラスになるかどうかわからない。
- LogディレクトリをAdministratorのディレクトリ内に移動。セキュリティー強化策
- メニューにあるモジュールの割り当てで非公開、公開のモジュールの管理機能
- モジュール管理にある検索ツール>ページ選択に検索機能追加
- Cache削除に全てのCacheを削除する機能追加
- 各メニュー内でのパーミッション設定機能追加
- どのグループがどのユーザーレベルにつながっているかの表示
- テンプレート管理でSASSとSCSSファイルの編集機能追加
私たちが期待する新機能というらしきものは無いと言って良いだろう。