CMSホームページシステムで得するもの?

 

 インターネットが広まっている現在でもホームページを持っていない会社がある。2006年以降に設立された会社は、会社のホームページの重要性を知っている。そのため会社設立と同時にホームページを作成する傾向が強い。

ただ、

検索サイトで上位表示を意識したホームページ制作をしていないものが多い。所謂、会社の看板ホームページだ。ページ数にして10ページぐらいが多い。予算として30万以内がほとんどである。

ひどい会社であると無料ホームページサービスを使って自社のホームページを作成している。「タダ程高いものはない!」という言葉の意味を体験していない会社だ。

2006年頃から日本でもCMSという言葉がウエブ業界で広まり始めた。一般市場では、ブログという言葉が広まっていた時だ。

CMSとは

CMSとは、コンテンツ・マネジメント・システムの略で膨大な情報ページをシステムで管理運営できるホームページシステムである。ウエブデザイナーの専門的な知識がなくてもワードのような編集機能で簡単にページ作成ができてしまう。

CMSは、大企業が数千万円をかけて導入し始めた。大企業は、多くの子会社や部門を抱えているため色々な商品やサービスがある。インターネットで発信すべき情報をたくさん抱えているからだ。

これらの情報を1ページ1ページウエブデザイナーや制作会社に依頼していると年間数億円単位のお金が出て行く。社内では外部のウエブデザイナーや制作会社を使って自社ホームページを管理運営する部門がある。

外部にページ作成を委託しているためサイト更新に時間がかかる。自分たちでやれば、タイムリーにコストを掛けないで更新ができるのにと思いながら、外部ウエブデザイナーや制作会社に依頼している。

CMSの登場で外部委託によるホームページ制作費用が大幅に削減でき、年間の予算も固定費として取り扱えるようになる。つまり、1000ページ作成してもコストが発生しないのである。自社の社員がページを作成するからだ。

大企業に取って数億円かかっていたホームページ制作費用が億単位から数千万単位に削減される効果は大きい。同時に複数人による同時ページ作成ができるためタイムリーに多くの情報をインターネットで告知できる。

CMSには、通常のホームページと違ってサイト運営を快適にする機能がたくさん含まれている。一般的に必要とされるお問い合わせフォーム機能、サイト内検索機能だけでなくSEO対策機能、お知らせ機能、会員管理機能、一斉メール配信機能、メニュー修正、追加、削除、移動機能、写真ギャラリー機能、ダウンロード機能、フォーラム機能など今まで出来なかったことができるようなる。

ホームページの目的が明確であればあるほどその目的に合うカスタマイズが短期間で出来てしまう。手で作る100ページほどのホームページは、最低2ヶ月ぐらいはかかる。CMSであると2週間から1ヶ月以内で出来上がってしまう。コンテンツが投入されていない器だけの状態であれば1週間以内で完成してしまう。

CMSをどう使えば良いの?

検索サイトで上位表示されるには、特定テーマに関する情報が1000ページ以上あれば良い。少なくとも100ページ以上は必要だろう。検索サイトを使う人達は、特定のキーワードにヒットする情報を探しているからだ。特定キーワードだけでなく関連キーワードが多く書かれているページがあればあるほどホームページは、自然と検索サイトでヒットしはじめる。

CMSでコーポレートサイトを構築するだけでなく特定サービスや製品だけを取り扱うプロモーションサイトとして活用しても良い。

ポイントは、特定テーマの情報がたくさんあればその情報をポータルサイト化して発信することである。情報に群がるアリを集めるには、アリが求める甘い情報を沢山、タイムリーに、頻度よく発信することである。CMSは、ターゲットのアリをたくさん集めるツールにもなる。

最近のトレンド

今まで有料ライセンスのCMSが大企業で導入されてきた。最近は、中堅企業がオープンソースCMSを活用しはじめている。導入コストが数千万円から数百万円単位に下がるからだ。

基本的な機能は、有料ライセンスCMSと殆ど変わらない。ライセンス料金を支払わない費用だけ確実に安くなるからだ。大企業と違って小さな組織であるため事細かな機能は使わない。CMSが最も効果を発揮する機能だけで事が足りてしまうからだ。

 

大企業も中堅企業も共通して得する点は、

  • 外注費の削減、少なくとも60%以上
  • 社内の複数担当者が同時にタイムリーに情報発信ができる
  • 外注会社との打ち合わせ時間を100%削減
  • リニューアルコストと時間を90%削減
  • SEO対策費用の削減

などである。

オープンソースCMS Joomla (ジュームラ)は、中小企業から中堅企業中心に導入されてきている。一般人受けが良いユーザーインターフェイス、自由度が高いテンプレート、すぐに使える機能、抜群なSEO対策機能などで世界中から注目を集めている。

現在、システムバージョンが1.5.20であるが来年には1.6にアップする。Joomla CMS 1.6になると今まで対応が難しかった大規模サイトや大企業のサイトも機能面で対応が可能になる。

情報が増えれば増えるほどCMSホームページシステムは、効果を倍増する。コスト、時間、人材、場所の面で今までの紙芝居ホームページとは違ったメリットを提供する。

 

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