PHP7でJoomla 3.4を稼働させると1.5倍応答が速くなる!

Joomla php7

Joomlaの応答速度を速めたいというユーザーが多い。使っているサーバーによって応答速度は変わる。CPUパワーと使えるメモリー容量が影響するが、Joomlaを動かすPHPの性能にも依存する。

最近、PHP7がリリースされた。先端を行くレンタルサーバーホスティング会社は、PHP7を既に提供している。問題は、PHP7にJoomlaが対応しているかどうかである。

Joomla 3.5でPHP7に対応する!

現在、テスト的にJoomla 3.4.8の改良版でPHP7が動くかをテストしている人がいる。彼のウエブサイトを見るとこんな事が書かれている。

Joomla! 3.4 runs about 50-60% faster with PHP 7, and the memory used for our default installation decreased to around a quarter of the original (8.52 MB with PHP 5.6 compared to 2.36 MB with PHP 7)!

Joomla 3.4ディフォルト・インストールをPHP5.6で動かしたときの応答速度とメモリー使用量の比較結果である。

Joomla 3.4は、PHP7でPHP5.6よりも1.5から1.6倍のスピードで応答する。使用したメモリーは、8.52MBから2.36MBに縮小している。

PHP7で稼働するJoomla 3.5が動き出せば、サーバー側のメモリー消費削減とシステム側のスピードを大幅に向上させる。Joomla 3.5は、2月下旬まで正式リリースされる予定になっている。

ただ、 

Joomla 3.4.8で稼働している第三者開発のエクステンションがPHP7で動くかどうかは、分からない。純正のJoomlaシステムだけであれば、問題なく動く。第三者開発のエクステンションがPHP7にアップデートされるまで、既存のJoomlaサイトはPHP7を使うべきではない!

安いレンタルサーバーを使っているJoomlaサイトが、どれほどPHP7で応答スピードが速くなるかは、ユーザー自身で体感スピードを比較するしかない。1.5倍の違いが体感スピードとしてどれほど使い手に伝わるかだ。 

もう、時間の問題で多くのユーザーがPHP7をレンタルサーバー(PHP7を提供するホスティング会社)で使い始めるだろう。 

エックスサーバーやCPIの共有サーバーでPHP7が現時点で使える。

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