CMSサイトの担当者が見落とす点

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CMSで構築されたサイトを運営している担当者は、サイト運営の中でCMSの良さと欠点を見つけるようになる。良さは、ページ作成、内容の修正、削除、公開&非公開、作業場を選ばないサーバーへのアクセスなどの利便性である。一度この利便性を味わってしまうと二度とタグを使ったホームページ作成などには戻れなくなる。

CMSの欠点は・・・ 

システムで不具合が発生したらどうしようという不安!

CMSで構築されたサイトの多くは、PHPプログラムとデータベースで稼働している。動的にプログラムがデータベースにあるデータを使ってページを作っている。そのため、システムソフトに不具合が発生するとサイト上にエラーメッセージが表示されてホームページに不具合が発生していることが分かる。 

酷くなるとシステムエラーでサイトが表示できなくなる。 

このようなシステム上の不具合は、システムのバージョンアップ時、サーバーにあるPHPとデータベースソフトのバージョンアップ、ハッキング攻撃によるプログラム損傷など多岐にわたる原因による。

安定的に稼働しているCMSサイトであれば、サイト担当者はいつもの作業に没頭すれば良い。トラブルが発生したら、サイト構築をしたエンジニアか、CMSに詳しい人の助けを得ないと対応が出来ない。

CMSサイトは、トラブルが発生したときにすぐに対応できる人材、又は、相談できる人を抱えているかどうかである。サイト担当者で対応が出来ればそれが理想である。大企業でなければ、そのような人材を雇用できないというのが現実である。多くの会社は、万が一のためにサイト構築をした会社とサイト保守契約を結ぶ。または、CMSに詳しい専門家と保守契約をする。

問題が発生したときにすぐに対応しないと担当者の責任問題になるからだ。

CMSに詳しくない担当者が業者に依頼してCMSサイトの構築を依頼するとサイト保守という重要な点を見落とす。問題が発生して初めてその重要性に気がつくのが通例だ。そのような依頼が何度もあったので経験からそれが分かる。

CMSのシステムは、2~3ヶ月単位でシステムやエクステンションのバージョンアップが発生する。バグ修正のバージョンアップであるならばそれほど心配することはないが、セキュリティ修正のバージョンアップである場合は深刻だ。セキュリティーの穴が空いている期間が長ければ長いほどハッキング攻撃でサイトを乗っ取られるリスクがある。

CMSのサイト保守の重要な作業は、このバージョンアップ作業にある。絶えず、タイムリーにシステムを最新バージョンの状態に置いておく。これが、サイトを維持するための基本になる。

システムで構築されたサイトは、システム操作を誤ると間違った設定が原因でおかしなサイト表示をさせてしまう場合がある。そんな時にCMSに詳しい人の助言を得ると正常な状態にすぐに戻せる。

サイト担当者が困ったときに相談に乗ってくれる専門家を抱えることで安心して情報発信を続ける事が出来る。そんなメリットに気がついていない。サイト保守を無駄と考えている人は、システムの専門家でない限りトラブルの発生時に戸惑う。すぐに専門家に相談できないからだ。会社のサイトが潰れてしまったら、責任は担当者だ。サイト回復が出来ないと困るのも担当者になる。

事件が起きた後では、どうしようもない。

担当者は、万が一の場合にどうしたら良いかをちゃんと考えて日々の作業をこなす必要がある。そのための予算をちゃんと取っておくべきだろう。 

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