Joomla 1.6 サイト構造について

 

 Joomla 1.6と1.5では、何が違うのだろうか。そんな疑問がある人が多いはずだ。色々な面で向上している。中でもサイト構造というか、メニュー構造というか、今までJoomla 1.5でやりにくかった部分がすごく改善されている。

Joomla CMS1.5の難しさは、セクションとカテゴリー構造にある。この仕組を理解出来ないとJoomlaサイトのカスタマイズはうまく行かない。Joomla 1.6では、セクションというコンセプトをなくした。カテゴリーでサイト構造が作れる仕組みになった。このおかげでサイト構築での自由度がJoomla1.5以上に一段と広がった。

Multi-categoryというコンセプトがJoomla 1.6のひとつの魅力である。これで何が出来るかと問われると現時点では、好きなだけ深いメニュー構造を作れるとしか答えられない。同時にメニュー構造の変更も思うがままにできる。Joomla 1.5では、セクションの下にカテゴリーを設定しないとメニュー構造が作れなかった。この縛りがなくなった。

複雑なサイト構築や大規模なサイト構築では、深いメニュー構造が要求される場合がある。Joomla 1.6は、その要求に答えられるサイト構造を持った。その意味では、エンタープライズ規模のCMSサイト構築ができる切符を頂いたと言っても過信ではない。

これは、良いことかと聞かれれば当社に取ってはプラスだ答える。

しかし、

一般のサイトユーザーに取っては、サイト運営が複雑になり自分たちの手から専門家の手にコントロール権を返還することになるかも知れない。この辺は、サイト構築をした会社がどれだけサイトユーザーにコントロール権を与えるかにもよる。

Joomla 1.6は、1.5をさらに高機能化して幅広い市場ニーズを満たす基板を提供する。現在、Beta 7がリリースされているがBeta版は、今年いっぱい続くのではないだろうか。運が良ければ、RC版が年内にリリースされるかも知れない。本格的なJoomla 1.6のテスト検証は、RC版でないと意味が無いだろう。

これからJoomlaを学ぶ人は、Joomla 1.5に慣れていたほうが良いだろう。そうすれば、Joomla 1.6の良さが身にしみて分かるだろう。

 

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