Word Pressでユーザー権限設定の種類を見てみた。
- 購読者(Joomlaでは、Registered 登録者に当たる)
- 寄稿者(Joomlaでは、Author ページ公開権限がない投稿者に当たる)
- 投稿者(Joomlaでは、Publisher ページ公開権限がある投稿者に当たる)
- 編集者(Joomlaでは、Administrator でサイト運営者権限がある)
- 管理者(Joomlaでは、Super Adminで最高権限がある)
Word PressになくてJoomlaにあるユーザー権限は、
- Editor権限(ページ公開権限はないが多の寄稿者が作成したページ編集権を持つ)
- Manager権限(管理画面にログインができてページ作成、カテゴリー作成など情報発信に必要な権限を持つ)
上記以外に、
Joomlaでは、ACL(アクセスコントロール機能)で各ユーザーの権限をカスタマイズできる。
Word Pressは、ブログシステムであり基本的に個人による情報発信機能にシステムが開発されている。Joomlaは、コンテンツマネージメントシステムで基本的に複数人による情報ポータルサイトを運営するホームページシステムとして開発されている。
システムの開発アーキテクチャーが基本的に違うため大規模なサイト運営には適していない。また、それが出来るような機能を標準で提供されていない。
日本でも世界でもWord Pressを多くのユーザーが使っている。個人のブログからコーポレートサイトまで。
Word Pressの難しさは、システムのソースコードを触らないで、多くのプラグインを導入しないでサイトのカスタマイズが出来ないということである。
一方、
Joomlaの利点は、システムのソースコードを触らないで提供されている機能のシステム操作だけでカスタマイズが出来てしまうことである。
この意味合いで、
サイト運営をするならば、出来上がったJoomlaサイトを運営したほうが一般ユーザーにとって一番楽である。
注意して頂きたいことは、
Joomlaサイトを構築後、サイトを維持する(サイト保守)事が一番重要になる。この点だけは、Joomlaサイトを構築した方や会社にシステム保守を依頼すべきだろう。
システムが高機能で複雑であるため一般ユーザーがトラブル対応ができない。サイト運営だけであれば、一般ユーザーでも問題ないのだが、何か問題が発生した時にJoomlaの専門家に依頼する必要がある。
Word PressにしてもJoomlaにしても普通のホームページと違ってシステムでページが生成される。システムに不具合が発生するとシステムエラーが発生してホームページが表示できなくなったりする。
簡単にページ作成ができる一方でシステム維持ができないとサイトを潰すことになる。一般的にシステムを使うときは、必ず、保守サービスを契約するのと同じである。システムの不具合、バージョンアップ、操作支援など何か問題が発生した時に威力を発揮する。