多くの人は、CMSという言葉を認知していない場合が多い。ホームページは、知らない人はいないほど単語として広まっている。シニアの方々もホームページの意味を理解している。
しかし、
ホームページは、色々な仕組みで作られているということを知らない。
例えば、
ブログは知っているけれどブログがどのように作られていかを知らない。多くのブログサイトは、システムで作られているホームページであるということを理解できていない。
さらに、
ブログをCMSと同じと思っている人も多い。ブログは、個人用途で日々の出来事をログのように残していくための仕組みである。CMSは、複数の人が情報発信をするためのプラットフォーム(ポータル)である。
ブログもCMSもシステムでサイトが構築されているという点では共通している。同時に一般的なホームページの作り方と違う。一般的なホームページは、ウェブデザイナーが手でデザインするようにHTMLタグやCSSコードで作成していく。ブログやCMSは、システムをサーバーにインストールして使いやすいようにカスタマイズして作る。
CMSはコンテンツ重視の情報発信者向け!
CMS=コンテンツ・マネジメント・システムである。沢山の記事を簡単に管理する仕組みをウエブで提供する。
当然、SEO対策機能も標準で提供されるので検索でヒットされやすい。情報発信者にとって検索でヒットされやすい仕組みはメリットである。
コンテンツを重視するユーザーは、ホームページの見栄えよりも情報を読んでくれる人たちにとって読みやすい、情報を見つけやすいという点を求める。
多くの情報がページとして作成されるのだが、ページ作成で時間がかかるようなホームページではメリットがない。CMSは、ページ作成、修正、公開、非公開、削除、下書きなどで手間暇が取られないように成っている。
複数人で役割と担当範囲を決めて情報発信をする人向け
Joomla (ジュームラ)を事例としてその機能を説明すると・・・
- 表ページでページ作成、修正、公開、非公開まで出来るユーザー権限が提供できる。
- 管理画面でサイト担当者の権限範囲をカスタマイズするACL機能がある。
- 編集中のページヘは同時ログインが出来ない排他的機能がある。
こんな状況を想像して頂きたい。
外部ライターが5人同時に表ページでログインしてページ作成をしている。同時に管理画面で複数人のサイト運営者たちがページ作成をしている。
Joomlaは多くの情報を複数人で管理運営出来るポータルサイト用途に開発されている。
ウエブの専門知識がない人たち向け
Joomlaでページ作成で必要なスキルはワープロのようなエディターを使えればそれで十分である。後は、システムの操作に慣れるだけ。
当然、ウエブの専門知識がある方であればそれに越したことはない。
でも、
なくても大丈夫。それがCMSの最大の特徴とメリットである。CMSでサイトが構築されているならば、後必要な物は、コンテンツと書く人たちだけである。
ホームページは、ウエブデザイナーやウエブの専門家、または、業者に丸投げするという時代は過ぎ去ろうとしている。自分たちで簡単に時間をかけずに何時でも何処でも複数人でページ作成ができる時代である。