さくらインターネットのレンタルサーバーで動かしていた趣味のJoomlaサイトをエックスサーバーのレンタルサーバーに引越した。Joomla1.0系と1.5系のJoomlaサイトがあり、MySQLも4.0系と5.0系であったためスムーズに行くとは考えていなかった。
さくらインターネットとエックスサーバーでは、コントロールパネルで出来ること、出来ないことがあるので最も原始的な方法でサイトのJoomlaプログラムとDBを移動させた。最初にぶつかる問題は、php.iniの設定だ。エックスサーバーは、コントロールパネルの中にphp.ini設定という機能がある。そこで選択設定をすれば良いので簡単であった。
当然、さくらインターネットで使っていたMySQLのDBは使えないのでエックスサーバーのDBに変更する必要があった。そこで問題になるのは、Joomlaのconfiguration.phpの中身である。単純にさくらインターネットで設定してあるJoomlaプログラムをそのままアップロードすればJoomlaサイトが出来上がるというものではない。
一般の初級ユーザーは、多分、対応できないだろう。
ホスティング先の変更は、それなりの経験と知識を要求される。もとの設定をそのまま別のレンタルサーバーに移せば良いというものではないからだ。
うまく移せても以前と同じように稼働するかチェックする必要がある。ここでまた別の問題が発生する。フォルダーのパーミッションや画像データの取りこぼしやリンク切れなどだ。細かい点で触りながら以前のサイトに復元する作業が発生する。構築サイトが複雑でJoomla以外のプログラムなどが入っているとその辺も重要チェックになる。
兎に角、思うほど簡単ではない。今回、移転する趣味サイトが10サイト(全てJoomla)あった。ドメインのDNS変更からメールアドレスの変更まで影響する。
ホスティングビジネスをしている会社の旨みがここでみえてくる。一度、ホームページ(特にCMSなどのシステム)を特定のホスティングサービスで使用し始めると止められなくなる。引っ越しするには、自分自身がリスクを取って面倒な作業をしなければならない。良くわからない人や会社は、最初に使用したレンタルサーバーから動かないというか動けない。
Joomlaサイトの移転は、それなりの経験と作業量を要求する。10サイトを引越しさせるために丸二日間かかった。問題解決をしながら、新しいサーバー環境を学びながら、一部試行錯誤をしながら以前のJoomlaサイトに復元した。
今回の引越しは、DBデータの文字化け問題は発生しなかった。発生しないように作業手順を見なおしていたからだ。
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