Internet Biz.コラム
Internet Business全般に関する情報コラムです。
ホームページを持っていても上手く使えていない会社が沢山あります。最新のインターネットビジネスの流れを見失うと集客が難しくなります。時代は、ターゲット客層が喜ぶコンテンツを定期的に発信するホームページが検索エンジンに優遇、取り上げられます。

JoomlaのSEFとSEO
Joomlaの機能にSEF(Search Engine Friendly)というものがある。検索エンジンに対して有効に働く機能だ。同時にユーザーに対しても有効に働く機能だ。手で作るホームページ(静的ページ)では当り前の .html でURLを表示する機能だ。つまり、動的に表示するCMS特有のURLではなく、静的に表示するURLに書き換える仕組みだ。
これがSEFと言う解釈なのだが、多くの人はこの機能をSEO機能と思っている。ここに誤解がある。
SEOは、Search Engine Optimization の略だ。検索エンジンに対して最適なページやKeywords提供、コンテンツ提供が施されていればSEO対策として有効になる。
Joomla CMSは、一部SEO対策の仕組みを提供している。.htmlのURLページを好きなように書けることだ。CMSであるが、静的ページURLのように出来るという点がSEOでも有効に働く。
米国のあるサイトでは、JoomlaとWordPressとのSEO比較でWordPressのサイトの方が優位になるというコメントでJoomlaサイト側が猛反発をしている。WordPressがSEOでJoomlaよりも本当に優位であるという証拠を示すならば有料サービスを無料にするというオファーが出ていた。
その議論の中でどうもSEFとSEOの解釈を誤解しているためにその論争が起きているのではと言うコメントも多く見られた。
ブログ系のWordPressもCMS系のJoomlaも検索エンジンには優位であることは私のサイトをみても確信を持てる。検索エンジン(YahooやGoogle)に拾われやすいのだ。そのため、早く検索サイトにリストされコンテンツが多ければ多いほどヒット数も増えてくる。
多くの方に訪問していただきたい集客サイトにしたければテーマに絞り込まれた多くのコンテンツがあるサイトにする事だ。それが、WordPressでもJoomla CMSでも苦労せず出来るという点で世界中のユーザーの注目を浴びているのではないだろうか。
2009年から2010年にかけてJoomla CMSは大きく飛躍をする。
オープンソースCMS Joomlaは、機能面で大規模サイト向けに必要なツールを今まで提供できないでいた。その一つが、Work-Flowによる権限設定だ。
現在のJoomla CMSバージョンは、1.5.9である。年内に、または、来年に1.6のバージョンが登場する。Joomla 1.6は、大規模サイト構築に耐えられる機能追加が施されている。Joomla 1.6の登場でJoomla CMSが使われる市場が一変するだろう。中小企業から大企業市場に利用範囲が広がる。
会員管理機能も強化される。会員登録の項目も自由に追加、修整、削除が出来るようになるため柔軟なデータベース管理が出来るようになる。多くのJoomlaユーザーは、固定の会員登録項目に困っていた。特に、お客様からの要望でJoomlaのデータベースを上手く活用できないでいた。
Joomla 1.6が登場し、ある程度バグ処理が終わり、1.6.xバージョンが出るあたりが本当の意味でJoomla CMSが飛躍する時だろう。
Joomlaサイトで会員登録した方への通知メール
Joomlaシステムから配信されるメールは、UTF-8のCharsetになっている。受信側のメールソフトではさほど問題はないが数字など表示の面でフォントが小さくなる。本来ならば、iso-2022-jpであれば通常のメールで使用されているCharsetになる。
細かいことだが、気になる人は気に成るだろう。お客様の担当者から苦情が来なければ良いのだが。Goyat LLCからのメールは、この点を改善している。
ホームページのあり方が時代と共に変化し始めている。今までのホームページは、難しいHTMLタグなどを学びながらホームページビルダーやドリームウイーバーなどのソフトでページを作りこんでいた。一般の人は、ソフトツールの使い方でめげてしまう。
そのため、素人のサイトとプロのサイトで凄い差が出ていた。時代は、この差をなくす方向に動いている。
だだし、お金との引き換えだが。
オープンソースCMS Joomlaでサイトが作られていればウエブの専門知識はいらなくなる。ブラウザーの操作が出来きてワープロが打てる人ならば思うようにホームページを作成できてしまう。
こんなシステムが大企業から中小企業に広まり始めようとしている。中小企業に広まれば、ウエブデザイナーは本来の専門領域であるデザインだけに専念できる。コーディング作業でやりたくない作業をする必要がなくなる。
CMSは、デザインテンプレートさえプロにお願いして作成していただければプロ並のホームページが出来上がる。コンテンツページは、Editor機能に慣れれば時間と共に見栄えのあるページになっていく。あまり問題になるとは思えない。
むしろ、自分でどんどん情報発信が出来る、サイトの修整ができると言う点が注目される。今までのホームページは、それができなかった。プロのウエブデザイナーにお願いしないと何も出来ないものであった。
それがオープンソースCMS Joomlaで変わる。
最近、名が知られていない国からのアクセスが増えている。アクセス先ページがいつも同じだ。パスワードを忘れましたか?のページだけに集中している。Goyat LLCのサイトは、既に全て ver 1.5.9にアップグレードしている。最新のセキュリティーバージョンであるのでこちらとしては最善を尽くしている。
多くのJoomlaサイトは、多分、1.5.9バージョンにアップされていないだろう。1.5.8のバージョンでもセキュリティーリスクがあるので早急にバージョンアップをお勧めする。現在、Joomlaじゃぱんでは、1.5.9の日本語化の作業をしているがこれを待つ必要はない。
日本語Languageファイルは、1.5.8のまま使えるので、まず、Coreのシステムを先にバージョンアップすべきだ。
パスワードを忘れましたか?のページからハッカー(いたずらさん)はソースコードを見ているのだろうか。または、スパムボットを投入しようとしているのだろうか。システムやサイトのアクセスログを定期的に見ることを勧める。
オープンソースCMS Joomlaを拡張するソフトウエアとしてExtensionと言うものがある。無料でダウンロードできるものと有料のものがある。無料のExtensionの中には、プログラムに隠れたリンクや広告が表示される仕組みを仕掛けているものがある。Joomapもその一つだ。
Editor's Noteにそう書かれている。Joomla.org側で検査して分かるExtensionであれば事前に分かるのだが、検査を逃れてしまうExtensionもある。最近、検査を流れたExtensionを導入してファイルに見慣れないプログラムPHPとフォルダーがあるのに気が付いた。直ぐに、そのExtensionプログラムを削除した。
無料のExtensionには、絶えず、注意する必要がある。無料のExtensionは、本当に無料なのか。ソフトを作成した人は、何らかのやり方で対価を求めようとするのはごく自然なことだ。
無料のExtensionを導入したらそのプログラムのフォルダーの中身をしばらくモニターしたほうが良いだろう。サイトで予期せぬページが表示されたり、リンクが埋め込まれていないか注意する必要がある。
世の中は、善意だけで動いてはいない。自分で自分のサイトを防御する目を育てよう。オープンソースのExtensionは、本来、有料であっても良い。プログラムの作成者は、それで対価を得られるからだ。無料のExtensionプログラムを提供している方は、何で対価を得ようとしているかを確認しよう。