Internet Biz.コラム

Internet Business全般に関する情報コラムです。

ホームページを持っていても上手く使えていない会社が沢山あります。最新のインターネットビジネスの流れを見失うと集客が難しくなります。時代は、ターゲット客層が喜ぶコンテンツを定期的に発信するホームページが検索エンジンに優遇、取り上げられます。

Joomla CMSは、誰にでも好かれるCMSかといえばそうでもないかも知れない。多分、多くのCMSホームページシステムは、向き不向きがあると思う。

私の知人もJoomla CMSを使って情報発信を行おうとしたという。でも、相性が悪くて出来なかったと話してくれた。一方で私と同じようにJoomla CMSに惚れ込んでくれる知人もいる。

相性は避けて通れないかも知れないが、会社の場合は求めることが達成出来ればどのようなCMSホームページシステムでも構わない。結果を優先させる。担当者は、それを上手く使いこなせば良いということになる。

待望のJoomla1.6の参考書がAmazonで販売されています。今発注しても2ヶ月待ちですが、今でないと早くてに入らないでしょう。

joomla1.6book

この本は、英語で書かれています。英語がわかる方向けです。日本語版は、当分、登場しないでしょう。Joomla1.6は1.5と比較して複雑で1冊の本ですべてを紹介できないからです。

この参考書は、Joomla1.6の全体像を理解していただけるための情報と簡単なサンプルサイトの構築方法を説明しています。

ただ、ある程度Joomlaを分かっている人でないと本を読んだだけではサンプルサイトは構築できないかもしれません。その場合は、時間をかけて独学をするしかないでしょう。ビジネス用途でサイト構築をする方は、当社のような専門会社に相談すべきでしょう。その方が時間を節約できます。

今、全世界のJoomlaユーザーがこの参考書を注文しています。その数は、馬鹿になりません。著者のMr.Northは、この本で相当稼ぐはずです。それほど、JoomlaはグローバルスタンダードCMSとして成長したのです。

残念ながら、日本では知る人ぞ知るのオープンソースCMSなのですが言葉の壁が情報の普及を妨げてしまっています。非常に有益な機能が沢山最初から使える点が多くのユーザーを虜にしています。システム操作に慣れれば、Word Pressのようにソースをカスタマイズしたり、多くのプラグインを導入したり擦る必要がありません。

ただ、

Word Press 3.1最新版を触り始めてJoomlaの良さを改めて確信している。Word Pressには、標準機能でページ毎の閲覧数が分かる機能がないことだ。これを知るには、別途プラグインなどを追加するのかもしれない。または、サイト分析機能で探す必要があるのかもしれない。

Joomlaは、標準でページ毎の閲覧数を自動表示する機能がある。表示する、表示しないのコントロールも管理画面の操作で簡単に出来てしまう。

ページ毎の閲覧数がJoomlaでは標準機能になっている

上記の右端にある数字がページ閲覧数である。累積で表示される。ただ、機能上検索ロボットによる閲覧数も含めてしまう。同じような機能がページ管理が面にもある。この閲覧数を個別にリセットすることもJoomlaでは出来る。

Word Pressにこのような便利な機能がないのが残念だ。

サイト運営者は、どのページがもっとも多く閲覧されているかを直ぐに分かりたがっている。そのニーズに答える機能なのだが、解釈の仕方と使い方で良し悪しが出てくる。

最近、アップデートされたWord Press 3.0.5を試しにインストールしてサイトを作ってみた。最初に感じたのは、個人、SOHO、零細企業がブログホームページで情報発信するならば、Word Pressで十分であるということだ。

ただ、

カスタマイズをしようとすると一般ユーザーでは到底無理である。PHP、HTML、Javascript、CSS、MySQLなどに精通していないと話にならない。Word Pressが標準で提供している機能だけで実現できるホームページであれば、Word Pressは最適である。

一方、JoomlaはWord Pressほど簡単ではない。Joomlaは、Word Pressと違ってPersonal Publishing Systemではなく本格派CMS(コンテンツ・マネジメントシステム)である。そのため、標準で多くの機能を提供している。

さくらインターネットのレンタルサーバーで動かしていた趣味のJoomlaサイトをエックスサーバーのレンタルサーバーに引越した。Joomla1.0系と1.5系のJoomlaサイトがあり、MySQLも4.0系と5.0系であったためスムーズに行くとは考えていなかった。

さくらインターネットとエックスサーバーでは、コントロールパネルで出来ること、出来ないことがあるので最も原始的な方法でサイトのJoomlaプログラムとDBを移動させた。最初にぶつかる問題は、php.iniの設定だ。エックスサーバーは、コントロールパネルの中にphp.ini設定という機能がある。そこで選択設定をすれば良いので簡単であった。

Joomla1.6では、標準で多言語対応が出来ます。前提として、各言語パッケージをシステムにインストールする必要があります。Joomlaじゃぱんユーザーグループでは、まだ、日本語パッケージのテストをしています。そのため、英語版のJoomla 1.6をインストールしてテスト版の日本語パッケージをインストールすることになります。

取り敢えず、日本語と英語のバイリンガルサイトは上記の設定で簡単に出来ます。簡単というのは、ある程度Joomla1.6の操作が分かっている人にとって簡単という意味合いです。Joomlaに初めての方は、対象外です。試しに、バイリンガル設定をJoomla1.6デモサイト(当社デモサイト非公開)でやってみました。

japanese

 

左のメニューにランゲージスイッチの国旗アイコンが表示されます。Joomla1.6では、訪問者のブラウザーデータから国籍を判断して自動的に英語、又は、日本語ページを表示してくれます。日本からアクセスがあれば上記の日本語ページが表示されます。英語圏からのアクセスであれば、下記のような英語ページを表示します。

 

english

このような設定を行うには、いくつかの手順を行う必要があります。メニュー管理画面で日本語メニューと英語メニューを作成する必要があります。日本語メニューの設定は下記の画像のようになります。

 

menu-japanese

 

英語メニューの設定は、このようになります。

menu-english

 

まだ、設定すべきことがあります。Joomla1.6ではJoomla1.5と比較して多言語対応の拡張モジュールをインストールする必要がないことを説明しました。