Internet Biz.コラム

Internet Business全般に関する情報コラムです。

ホームページを持っていても上手く使えていない会社が沢山あります。最新のインターネットビジネスの流れを見失うと集客が難しくなります。時代は、ターゲット客層が喜ぶコンテンツを定期的に発信するホームページが検索エンジンに優遇、取り上げられます。

 Joomla 1.6 Beta 8がリリースされている。早速、テストサイトにBeta 8をアップデートした。見た目では、違いがわからない。管理画面と表のページなどを触って不具合がないか確認したが、これといったバグは見つからなかった。Beta 7では、ページ表示で不具合を見つけたが今回はその不具合が消えていた。

Extension Managerに新しい機能が追加されている。

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Update機能、Extension管理機能、Discover機能、Warning機能となっているが実際にこれらの機能を検証するには、RCバージョンのリリースを待つ必要があるだろう。

あと、管理画面のアイコンやデザインがBetaバージョンのアップ毎に洗練されてきている。Beta 9は、9月9日にリリース予定である。

 

 

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 Joomla 1.6と1.5では、何が違うのだろうか。そんな疑問がある人が多いはずだ。色々な面で向上している。中でもサイト構造というか、メニュー構造というか、今までJoomla 1.5でやりにくかった部分がすごく改善されている。

Joomla CMS1.5の難しさは、セクションとカテゴリー構造にある。この仕組を理解出来ないとJoomlaサイトのカスタマイズはうまく行かない。Joomla 1.6では、セクションというコンセプトをなくした。カテゴリーでサイト構造が作れる仕組みになった。このおかげでサイト構築での自由度がJoomla1.5以上に一段と広がった。

Multi-categoryというコンセプトがJoomla 1.6のひとつの魅力である。これで何が出来るかと問われると現時点では、好きなだけ深いメニュー構造を作れるとしか答えられない。同時にメニュー構造の変更も思うがままにできる。Joomla 1.5では、セクションの下にカテゴリーを設定しないとメニュー構造が作れなかった。この縛りがなくなった。

複雑なサイト構築や大規模なサイト構築では、深いメニュー構造が要求される場合がある。Joomla 1.6は、その要求に答えられるサイト構造を持った。その意味では、エンタープライズ規模のCMSサイト構築ができる切符を頂いたと言っても過信ではない。

これは、良いことかと聞かれれば当社に取ってはプラスだ答える。

しかし、

一般のサイトユーザーに取っては、サイト運営が複雑になり自分たちの手から専門家の手にコントロール権を返還することになるかも知れない。この辺は、サイト構築をした会社がどれだけサイトユーザーにコントロール権を与えるかにもよる。

Joomla 1.6は、1.5をさらに高機能化して幅広い市場ニーズを満たす基板を提供する。現在、Beta 7がリリースされているがBeta版は、今年いっぱい続くのではないだろうか。運が良ければ、RC版が年内にリリースされるかも知れない。本格的なJoomla 1.6のテスト検証は、RC版でないと意味が無いだろう。

これからJoomlaを学ぶ人は、Joomla 1.5に慣れていたほうが良いだろう。そうすれば、Joomla 1.6の良さが身にしみて分かるだろう。

 

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新しい仕組みのホームページの広がりは、ウエブデザイナーの力量に依存すると言っても良いのではないだろうか。



ホームページ支援ソフトで簡単にページ作成をして創り上げる従来型のホームページは、看板型ホームページとして生き残るだろう。デザイン的なセンスやキャッチコピーなどで訪問客を引きつける要素が問われる。作成コストも10万円以下ではないか。自分で作れれば無料だ。SEOの視点では効果がない。情報量とページ数が限られているからだ。



ブログシステム(Movable TypeやWord Press)などを使った簡易ホームページシステムは、多くのウエブデザイナーや制作会社で広く採用されている。お客の要望でサイトの一部分は、自分たちでページ更新をしたいというニーズから広まった。日記の延長線でビジネス用途に応用した簡易ホームページシステムだ。製作コストも30万円から60万円ぐらいが中心だろう。もちろん、自分でシステムをインストールしてカスタマイズ出来れば無料だ。



現在、日本の会社が自分たちで情報発信をしたいと制作会社に依頼する場合、ブログシステムを応用したホームページシステムになる場合が多い。



でも、



会社の規模と使用用途によって違うが、職人芸的なデザイン中心の見栄えが良いホームページがまだ主流である。

これをグローバルな見地から眺めると日本を除いて北米、ヨーロッパ、アフリカ、オーストラリアなどでは、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)が主流になっている。



フランスのピザハット


ドイツのSOHO Vuestra Casa


スイスの会社 David Manufacture


エチオピア政府


米国 International House of Pancackes


オーストラリア Olympus Australia




上記のサイトは、オープンソースCMS Joomlaで構築されている。海外では、クライアントがJoomla CMSでサイトを構築してくださいと言う指名で会社のホームページを作る場合が多くなっているという。



別にJoomlaでなくてもお好みのCMSシステムを使ってサイト構築を依頼するケースが増えている。



日本では、ウエブ業界でCMSが騒がれているが現場の市場ではCMSが認知されていない。そのひとつの理由にウエブデザイナーがホームページ制作をするときにCMSを活用していないという理由がある。



ウエブデザイナーは、分業が進んでいて一人ですべてのサイトを作るという機会が少なくなり新しい流れに付いていけない事情があるようだ。特にページ数が沢山あるホームページであればあるほど分業でないとやれないという。



技術力があるウエブデザイナーであればCMSシステムを使って一人ですべてのサイトを制作できる。そんなメリットがあるのだが、色々な壁がある。グローバルスタンダードと言われるJoomla CMSの場合、どうしても英語力とPHP言語、そして、DBなどに精通している必要がある。



そのため、ウエブデザイナーがJoomla CMSを使うよりもシステムエンジニアがJoomla CMSを先に取り入れてしまう傾向が強い。



CMSでのサイト構築が大企業に偏る理由は、



1)システムエンジニアとウエブデザイナーによる分業
2)予算
3)CMSでないとコスト削減が出来ない

などがある。



これからのホームページは、情報の量と質の競争になると言われる。情報の量の面では、ブログシステムやCMSが中心になってホームページ市場が形成されていくだろう。特にCMSは、これからのホームページシステムだ。



ウエブデザイナーは、時代の要請についていくためにもっと英語、PHP、サーバー関連の勉強をして頂くことになるだろう。

 

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オープンソースCMS Joomlaホームページシステムに精通できるとシステムのメニュー操作だけで楽しめます。自分のコントロール下で好きなようにカスタマイズが出来てしまうからです。



特にサイトイメージを司るテンプレートには、楽しめる機能が付随するモノが多く有ります。無料でダウンロード出来るJoomlaのテンプレートには付加価値がないためそのような機能がありません。



例えば、時間単位毎にサイト背景イメージを自動的に変化させて訪問者に新鮮な印象をあたえるテンプレートなどがあります。太陽が上がり始める時間帯、ビジネス活動が始まる時間帯、ランチタイムの時間帯、太陽が沈む時間帯、自宅に帰る時間帯、迷う中の時間帯でサイト背景イメージが変わるのです。

 

 インターネットが広まっている現在でもホームページを持っていない会社がある。2006年以降に設立された会社は、会社のホームページの重要性を知っている。そのため会社設立と同時にホームページを作成する傾向が強い。

ただ、

検索サイトで上位表示を意識したホームページ制作をしていないものが多い。所謂、会社の看板ホームページだ。ページ数にして10ページぐらいが多い。予算として30万以内がほとんどである。

ひどい会社であると無料ホームページサービスを使って自社のホームページを作成している。「タダ程高いものはない!」という言葉の意味を体験していない会社だ。

2006年頃から日本でもCMSという言葉がウエブ業界で広まり始めた。一般市場では、ブログという言葉が広まっていた時だ。

CMSとは

CMSとは、コンテンツ・マネジメント・システムの略で膨大な情報ページをシステムで管理運営できるホームページシステムである。ウエブデザイナーの専門的な知識がなくてもワードのような編集機能で簡単にページ作成ができてしまう。

CMSは、大企業が数千万円をかけて導入し始めた。大企業は、多くの子会社や部門を抱えているため色々な商品やサービスがある。インターネットで発信すべき情報をたくさん抱えているからだ。

これらの情報を1ページ1ページウエブデザイナーや制作会社に依頼していると年間数億円単位のお金が出て行く。社内では外部のウエブデザイナーや制作会社を使って自社ホームページを管理運営する部門がある。

外部にページ作成を委託しているためサイト更新に時間がかかる。自分たちでやれば、タイムリーにコストを掛けないで更新ができるのにと思いながら、外部ウエブデザイナーや制作会社に依頼している。

CMSの登場で外部委託によるホームページ制作費用が大幅に削減でき、年間の予算も固定費として取り扱えるようになる。つまり、1000ページ作成してもコストが発生しないのである。自社の社員がページを作成するからだ。

大企業に取って数億円かかっていたホームページ制作費用が億単位から数千万単位に削減される効果は大きい。同時に複数人による同時ページ作成ができるためタイムリーに多くの情報をインターネットで告知できる。

CMSには、通常のホームページと違ってサイト運営を快適にする機能がたくさん含まれている。一般的に必要とされるお問い合わせフォーム機能、サイト内検索機能だけでなくSEO対策機能、お知らせ機能、会員管理機能、一斉メール配信機能、メニュー修正、追加、削除、移動機能、写真ギャラリー機能、ダウンロード機能、フォーラム機能など今まで出来なかったことができるようなる。

ホームページの目的が明確であればあるほどその目的に合うカスタマイズが短期間で出来てしまう。手で作る100ページほどのホームページは、最低2ヶ月ぐらいはかかる。CMSであると2週間から1ヶ月以内で出来上がってしまう。コンテンツが投入されていない器だけの状態であれば1週間以内で完成してしまう。

CMSをどう使えば良いの?

検索サイトで上位表示されるには、特定テーマに関する情報が1000ページ以上あれば良い。少なくとも100ページ以上は必要だろう。検索サイトを使う人達は、特定のキーワードにヒットする情報を探しているからだ。特定キーワードだけでなく関連キーワードが多く書かれているページがあればあるほどホームページは、自然と検索サイトでヒットしはじめる。

CMSでコーポレートサイトを構築するだけでなく特定サービスや製品だけを取り扱うプロモーションサイトとして活用しても良い。

ポイントは、特定テーマの情報がたくさんあればその情報をポータルサイト化して発信することである。情報に群がるアリを集めるには、アリが求める甘い情報を沢山、タイムリーに、頻度よく発信することである。CMSは、ターゲットのアリをたくさん集めるツールにもなる。

最近のトレンド

今まで有料ライセンスのCMSが大企業で導入されてきた。最近は、中堅企業がオープンソースCMSを活用しはじめている。導入コストが数千万円から数百万円単位に下がるからだ。

基本的な機能は、有料ライセンスCMSと殆ど変わらない。ライセンス料金を支払わない費用だけ確実に安くなるからだ。大企業と違って小さな組織であるため事細かな機能は使わない。CMSが最も効果を発揮する機能だけで事が足りてしまうからだ。

 

大企業も中堅企業も共通して得する点は、

  • 外注費の削減、少なくとも60%以上
  • 社内の複数担当者が同時にタイムリーに情報発信ができる
  • 外注会社との打ち合わせ時間を100%削減
  • リニューアルコストと時間を90%削減
  • SEO対策費用の削減

などである。

オープンソースCMS Joomla (ジュームラ)は、中小企業から中堅企業中心に導入されてきている。一般人受けが良いユーザーインターフェイス、自由度が高いテンプレート、すぐに使える機能、抜群なSEO対策機能などで世界中から注目を集めている。

現在、システムバージョンが1.5.20であるが来年には1.6にアップする。Joomla CMS 1.6になると今まで対応が難しかった大規模サイトや大企業のサイトも機能面で対応が可能になる。

情報が増えれば増えるほどCMSホームページシステムは、効果を倍増する。コスト、時間、人材、場所の面で今までの紙芝居ホームページとは違ったメリットを提供する。

 

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 Joomla CMSは驚くほどの利便性を提供

システムの標準機能だけですぐに使える機能が沢山提供される。多くのユーザーは、最新情報ページのリスト表示とリンクを簡単にしたいと思っている。お知らせページも同様に簡単にリスト表示したいと考えている。トップページを修正して最新情報を追加する作業が面倒であるからだ。

Joomla CMSは、最新情報や人気記事情報などを自動的にトップページだけでなくお好みのメニューにいくつでも自由に設定できる。例えば、各ブランド別の最新情報、各ブランド別のトップ10情報など設定したカテゴリーの範囲でリンク付きリスト表示がすぐに出来てしまう。